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お子さん成長曲線が通常の曲線からどんどん離れていったり、急に身長が伸びなくなったときには注意が必要です。何らかの病気が原因となっている可能性もありますし、心理的な要因で伸びが鈍るケースも考えられます。もしそのような場合は、小児内分泌の専門外来や、かかりつけの小児科への相談をおすすめします。

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【成長を妨げる要因として考えられること】

〇病気が要因である場合
成長ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌、あるいは染色体や骨・軟骨、臓器に異常があったり、出産時の状態が影響しているケースなど、治療が必要な病気が見つかる可能性もあります。成長曲線を記録して、心配なことがある場合は、早めに医療機関に相談してください。病気でないと分かれば安心もできますし、病気が見つかったときも、成長に影響する病気は早期に治療すればより効果も大きいので、早めの受診をお勧めします。
低身長の原因となる病気についてはこちら

〇栄養の問題
最近、子どもの貧困が問題になり、1日3食きちんと食べることができない子どもも少なくないことが指摘されています。また、極端なダイエットや偏った食生活で、栄養バランスを崩している場合も考えられます。地域によっては、子どもたちに食事を無料で提供する「こども食堂」などもあります。家庭だけでなく地域全体で子どもたちの食生活を支えることが必要とされています。
「こども食堂ネットワーク」
※全国各地の「こども食堂」を調べることができます。

〇生活習慣の問題(睡眠不足や運動不足など)
子どものころから極端な睡眠不足が続いたり、まったく運動をしない生活を続けると成長にも影響が出てきます。昼間は元気に体を動かし、夜は早めにぐっすり眠る、そのような規則正しい生活を送れるように導くのもまわりの大人の責任です。

〇心理社会的な要因
過度な精神的ストレスは、子どもの身体的な成長にも影響を与えることがわかっています。虐待やネグレクト(育児放棄)によって精神的・身体的な症状があらわれる「愛情遮断性症候群」は、成長障害をもたらします。